築20年を過ぎた我が家の洗面所は、昔ながらの幅の狭い洗面台と、壁に取り付けられたシンプルな棚があるだけの、正直言って使い勝手の悪い空間でした。収納は少なく、物があふれてごちゃごちゃしがち。壁紙も薄汚れてきて、朝の忙しい時間に使うたびに、なんだか気分が沈むような気がしていました。そこで、思い切って洗面所のリフォームを決意したのです。私たちのリフォームの主な目的は、収納力のアップと、明るく清潔感のある空間にすることでした。まず、リフォーム会社数社に相談し、見積もりとプランを比較検討しました。各社の提案は様々でしたが、最終的に選んだのは、私たちの要望を丁寧に聞き取り、予算内で最適なプランを提案してくれた地域密着型の工務店さんです。リフォームの中心は、洗面化粧台の交換。以前は幅60センチの小さなものでしたが、今回は思い切って90センチ幅の三面鏡タイプを選びました。鏡の裏がすべて収納になっているので、化粧品や歯ブラシなど、細々したものをすっきりと隠すことができます。洗面ボウルも大きくて深めのものを選んだので、手洗いや簡単な洗髪もしやすくなりました。さらに、洗面台の横には、天井までの高さがあるトールキャビネットを設置。タオルや洗剤、買い置きのストックなどをたっぷり収納できるようになり、洗面所内に物が出ている状態が劇的に改善されました。内装は、明るい白を基調とした壁紙と、水に強く掃除しやすいクッションフロアを選びました。以前の薄暗いイメージが一新され、清潔感あふれる明るい空間に生まれ変わりました。工事期間は約3日間。その間、洗面所が使えないのは少し不便でしたが、職人さんたちが手際よく作業を進めてくれ、仕上がりには大満足です。リフォーム費用は、当初の予算を少しオーバーしましたが、毎日の使い勝手と見た目の良さを考えると、本当にやって良かったと思っています。朝、新しい洗面所で身支度をする時間が、以前よりもずっと快適で、少しだけ贅沢な気分になれるようになりました。
我が家が実践した洗面所リフォームの話