我が家も築15年を過ぎ、最近キッチンの排水の流れがどうも悪い。以前はスムーズに流れていたのに、シンクに水が溜まる時間が長くなった気がする。これは、そろそろ排水管の汚れが溜まってきたサインだろう。業者に頼むのが確実なのは分かっているが、まずは自分でできることを試してみようと思い立ち、一念発起してDIY排水管洗浄に挑戦することにした。手始めに試したのは、定番の液体パイプクリーナー。ドラッグストアで強力そうな塩素系のものを購入し、説明書き通りに排水口に注ぎ、指定時間放置してから水を流してみた。…うーん、正直あまり変わった気がしない。流れは悪いままだ。次に試したのは、ネットで評判の良かったワイヤー式パイプクリーナー。5メートルほどのものを購入し、排水口から慎重に差し込んでいく。最初はスムーズに入っていったが、途中から何かに引っかかるような感触。そこでワイヤーを回転させながらゆっくり押し引きしてみると、ズルズルと黒いヘドロのような塊や髪の毛が絡みついてきた!これは効果がありそうだ。何度か繰り返すと、ワイヤーの先端に付着する汚れも減ってきた。期待を込めて水を流してみると…おお!明らかに以前よりスムーズに流れる!ゴボゴボという音も小さくなったようだ。これは成功だ!と喜んだのも束の間、数週間後、今度は洗面所の流れが悪くなってきた。キッチンで成功した経験から、同じようにワイヤーブラシで挑戦。しかし、洗面所の排水管はキッチンよりも細くカーブもきついのか、ワイヤーが奥までなかなか入っていかない。無理に押し込もうとしたら、中で引っかかって抜けなくなってしまった!冷や汗をかきながら、なんとか引っ張り出すことはできたが、結局流れは改善せず。諦めて、今度は酸素系のパイプクリーナーを使ってみた。すると、こちらは多少効果があったようで、以前よりはマシになった気がする。この経験から学んだのは、DIY洗浄は場所や汚れの種類によって効果が異なること、そして無理は禁物だということだ。ワイヤーブラシは有効だが、配管の構造によってはリスクも伴う。薬剤も万能ではない。やはり、定期的なプロによる洗浄は必要なのだな、と実感した。とはいえ、自分で対処できた時の達成感は大きい。今後は、日頃からこまめに薬剤洗浄などを行い、予防に努めようと思う。