-
在来工法の浴室からユニットバスへ交換するメリット
築年数の古い戸建て住宅などに見られるタイル張りの在来工法の浴室は自由なサイズやデザインで作れるという良さがある反面冬は寒く掃除が大変で水漏れのリスクが高いという悩みを抱えているケースが多く見受けられます。こうした悩みを一挙に解決する手段として在来工法の浴室からユニットバスへ交換するリフォームが圧倒的な支持を集めていますがその最大のメリットは何と言っても断熱性と防水性の高さにあります。ユニットバスは床壁天井が一体となった箱のような構造をしており断熱材で覆われているため外気の影響を受けにくく冬場でも浴室全体が冷えにくいためヒートショックの予防に劇的な効果を発揮します。また工場で成形されたパーツを現場で組み立てるため隙間ができにくく水漏れの心配が少ない上に床の素材も水はけが良く滑りにくいものが採用されているため安全性も向上します。さらに掃除のしやすさも大きな魅力でありカビが生えにくいパネル素材や継ぎ目の少ないデザインのおかげでタイルの目地掃除という重労働から解放され日々の手入れが格段に楽になります。工期についても在来工法のリフォームでは左官工事やタイル工事などで一週間以上かかることが一般的ですがユニットバスへの交換であれば最短二日から三日程度で完了するため日常生活への影響を最小限に抑えることができます。もちろん規格サイズが決まっているため浴室のスペースに微妙な隙間ができたりサイズが小さくなったりする場合もありますが最近ではサイズオーダーが可能な製品も増えており柔軟な対応が可能になっています。快適で安全そして清潔なバスライフを手に入れるために在来工法からユニットバスへの転換は現代の住宅事情において最も合理的かつ満足度の高い選択肢の一つと言えるでしょう。
-
浴槽交換にかかる費用の相場と見積もりの見方
浴槽交換を検討する上で避けて通れないのが費用の問題ですがその相場は選ぶ素材や工事の難易度によって十万円前後から百万円近くまでと非常に幅広いため適正価格を把握することが大切です。費用の内訳は大きく分けて新しい浴槽の本体価格工事費そして古い浴槽の撤去処分費の三つで構成されています。例えば一般的なFRP浴槽であれば本体価格は数万円からとリーズナブルですが人工大理石やホーローなどの高級素材を選ぶと本体だけで数十万円になることも珍しくありません。工事費については単に古い浴槽を撤去して新しいものを置くだけの据え置きタイプであれば比較的安く済みますが埋め込み型の場合やタイル張りの在来浴室で周囲の補修が必要な場合は左官工事やタイル工事の費用が加算され工期も長くなるため総額が高くなります。また見積もりを取る際には工事一式という大まかな項目ではなく詳細な内訳が記載されているかを必ず確認するようにしましょう。中には養生費や運搬費廃材処分費などが別途請求されるケースや現場の状況によって追加工事が必要になる可能性についての説明が不十分な業者も存在します。信頼できる業者であれば現地調査を綿密に行い配管の劣化状況や搬入経路のリスクなどを踏まえた上で正確な見積もりを提示してくれるはずです。さらに複数の業者から相見積もりを取ることでその地域の適正価格が見えてくると同時に担当者の対応や提案力も比較することができるため納得のいく工事をするためには手間を惜しまず比較検討することが重要です。安さだけで選ぶと手抜き工事やアフターフォローの不備につながる恐れがあるため費用と品質のバランスを見極め長期的な視点で満足できる業者を選ぶことが賢明です。
-
DIYで浴槽交換を行うリスクとプロに頼む理由
最近は動画サイトなどでDIYの情報を簡単に得られるようになり何でも自分でやってみようと考える人が増えていますが浴槽交換に関しては素人が手を出すにはリスクが高すぎる作業であると断言せざるを得ません。一見すると古い浴槽を取り出して新しいものを置くだけの単純な作業に見えるかもしれませんが実際には専門的な知識と技術を要する難易度の高い工事です。最大のリスクは水漏れであり排水管の接続が不完全だったり防水処理が甘かったりすると知らず知らずのうちに床下で水が漏れ続け土台や柱を腐らせて家の寿命を縮める重大な事態を引き起こします。また浴槽は想像以上に重量があり搬出や搬入の際に壁やドアを傷つけたり自分自身が怪我をしたりする危険性も伴います。さらに古い浴槽は産業廃棄物として処理しなければならず自治体の粗大ゴミとしては出せないケースが多いため処分の手配だけでも大変な労力と費用がかかります。プロの業者は現場の状況に合わせて適切な配管工事や防水処理を行い万が一のトラブルに備えた損害賠償保険にも加入しているため安心して任せることができます。また浴室のサイズにぴったり合う浴槽の選定や段差の解消など素人では気づきにくい細かな配慮もプロならではの仕事です。確かに工賃を節約したいという気持ちは分かりますが失敗した時のリカバリー費用や家へのダメージを考えれば最初から専門家に依頼する方が結果的に安く安全に済むことは明白です。家という大切な資産を守るためにも水回りの工事に関しては安易なDIYを避け信頼できるプロの技術に頼ることが最も賢明な判断と言えるでしょう。
-
水漏れしないシャワーヘッドの選び方
ここでは、将来的な水漏れのリスクが少なく、長く安心して使える、シャワーヘッドを選ぶための、いくつかのポイントを紹介します。まず、最も基本的で、しかし重要なのが、「信頼できるメーカーの製品を選ぶ」ということです。市場には、非常に安価な、海外製のノーブランド品なども、数多く出回っています。しかし、これらの製品は、品質管理や、耐久性の基準が、日本の大手メーカーのものとは異なる場合があり、購入してすぐに、接続部分から水漏れが始まったり、内部の部品が破損したり、といったトラブルが起こりやすい傾向にあります。また、万が一、故障した場合でも、交換用の部品が手に入らなかったり、メーカーのサポートが受けられなかったりする可能性も高いです。TOTOや、LIXIL、SANEI、KVKといった、国内の主要な水栓メーカーや、あるいは、シャワーヘッドを専門に扱う、実績のあるメーカーの製品を選ぶことが、長期的な安心感と、品質の保証に繋がる、第一の選択と言えるでしょう。次に、注目したいのが「製品の構造」です。特に、手元に「止水ボタン」が付いているモデルを選ぶ際には、注意が必要です。止水ボタンは、非常に便利な機能ですが、構造上、シャワーヘッドの内部に、常に高い水圧がかかり続けることになります。そのため、製品の品質が低いと、この圧力に耐えきれず、ヘッド本体や、ホースとの接続部分から、水漏れを起こしやすくなる、というデメリットも指摘されています。もし、止水ボタン付きのモデルを選ぶのであれば、なおさら、信頼性の高いメーカーの、しっかりとした作りの製品を選ぶことが重要です。また、製品によっては、内部の水圧を逃がすための「減圧弁」が、内蔵されているものもあります。さらに、意外な盲点となるのが、シャワーヘッドとホースの「接続部分の規格」です。ほとんどのメーカーは、共通の規格(G1/2)を採用していますが、一部のメーカー(KVK、MYM、ガスターなど)では、独自の規格を使用している場合があります。この場合、付属のアダプターを使えば、問題なく接続できますが、このアダプター部分が、将来的な水漏れの原因となる可能性も、ゼロではありません。できれば、アダプターを使わずに、直接接続できる、自宅の水栓と同じメーカーの製品を選ぶのが、最もシンプルで、トラブルの少ない選択と言えるでしょう。